航空券の手配をしよう: 5.発券・購入をする

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航空券の手配をしよう: 5.発券・購入をする

>> ディスカウントチケットの購入方法
>> 発券期限ってなあに?
>> 72時間以内発券が免除される場合
>> 航空券は宅配便で
>> Eチケットを利用しよう

ディスカウントチケットの購入方法

ディスカウントチケットは旅行会社でのみ購入可能ですが、料金・キャンセル体系がはっきりしている正規割引航空券とは違い、旅行会社によって取扱いや支払い、契約に関する条件(旅行条件)が違うので、予約をするときはそのあたりをしっかり確認しましょう。

また、旅行会社の店頭で申し込むのか、電話なのか、WEBサイトで申し込むのかによっても旅行条件が違ってきますので、申し込みの前にこちらも確認したほうがよさそうです。

ディスカウントチケットとZPEXの発券・購入の一番の違いは、ディスカウントチケットには予約後××時間以内発券という制限がつかないことと、定められた期間前までは予約してキャンセルしてもキャンセル料がかからないということです。また、一般的に航空券の発券は1週間前くらいになるので、手元にチケットが届くのも出発間際になります。

多くの旅行会社では申し込み・支払い・チケット受け渡しは次のようになります。

もっと知りたい!?
SKYGATE
航空券の申し込み、予約取り消し等についてQ&A方式で詳しく書いてあります。フライトキャンセルになった場合は?などためになることも。ただし、これはあくまでSKYGATEの条件なので、実際に自分が申し込む旅行会社で条件は確認しましょう。

ディスカウントチケットの購入一例

1.電話にて申し込み
☆確認すること
・航空券のほかにかかる費用はあるのか?
 →取扱い手数料がかかることもある
・取消料は何月何日からかかるのか?
・残金はいつまでに入金すればよいのか?
・取り消した場合の取消料、取り扱い手数料はいくらか?
・航空券の受け渡し方法

2.3日以内に申込金支払い
申込金の金額は航空券の代金によって違います。支払方法は銀行振込が多く、手数料は旅行者が負担するようになります。WEBで申し込みができる会社はクレジットカードの取り扱いがあるところが多いですね。

3.残金の入金
出発の2週間前くらい

4.出発案内の確認
航空券のスケジュール、空港の集合場所、時間などが書かれた最終確認書が旅行会社から送られてきます。

5.航空券受け取り
旅行会社によって出発当日、空港で受け渡し、もしくは出発前に希望する場所に郵送してくれます。(会社によって郵送料がかかる場合あり)

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発券期限ってなあに?

発券期限とは"××日までに航空券を発券し購入してください"という意味で、通常は正規割引航空運賃で予約すると、予約後72時間以内が発券期限となります。

72時間を過ぎてしまうと予約は取り消されてしまうし、発券後は変更・取り消しをすると変更・取消料がかかります。逆に考えれば、予約後72時間は購入の"猶予期限"であり、72時間以内であれば、変更・取消しをしても一切料金はかからないということになりますね。私が予約するときは、万一の取消しや変更を考えて、予約のときにすぐに発券・購入はしないで、72時間後(3日後)に改めて購入の手続きをしています。

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72時間以内の発券が免除されるケース

例えば、予約後72時間以内発券が原則の前売り悟空14でも特例で72時間以内に発券しなくても良い場合があります。

1年を通して金額が変わらない普通運賃に対して、正規割引航空運賃は出発日によって運賃が変わります。多くの航空会社では半年(上期・下期)に分けて運賃を発表していて、例えば、日本航空の場合は以下のようになっています。

航空運賃のカレンダー
上期(かみき)運賃   4月〜9月
下期(しもき)運賃   10月〜3月


悟空、悟空14、悟空21、悟空35
料金発表 上期運賃・・・・1月末〜2月中旬頃
下期運賃・・・・7月末〜8月中旬頃
発売開始 330日前より

例えば2003年11月1日の時点で2004年8月のお盆時期のホノルル往復がまだ前売り悟空35の希望の便で取れます。

ここで一つの疑問がわいてきます。11月の時点では当然来年8月の料金はまだ発表になっていません。料金が分からないのに予約をするのでしょうか?しかも悟空運賃で予約すると、予約後72時間以内の発券・購入が原則です。料金も分からないのに航空券を買わなきゃいけないの?しかもそんな先のことで予定もよく分からないし…

実は予約のみで運賃がまだ分からない場合は、72時間以内に発券はしなくても良いのです。

8月の予約であれば、運賃が発表になるのは2月頃ですので、2月に料金を確認してから発券・購入すればOK。航空運賃は毎年それほど大きな変動はないので、例えばお盆であれば去年のお盆の運賃を参考にすれば、おおよその見当がつきます。

去年の運賃は予約センター(0120―25−5931)に問い合わせると教えてくれます。また運賃は2月に発表になっても、自分から航空会社へ運賃を確認しなければ、たとえ公に運賃が発表されていたとしても発券・購入はしなくて良いそうです。

これはピーク時期の予約ばかりではなく、例えば7月に10月の予約をする場合も同様です。もちろん悟空35など購入期日が決められているチケットは期日まで(35日前までなど)に購入しなければ予約は取り消されてしまいますが。

ただし、いつまでも購入しないわけにはいかなくて、上期の予約であれば3月15日まで下期であれば9月15日が最終の購入期限になっています。

運賃発表前の予約・購入の一例

2003年7月1日
予約確保   11/10 JO941 成田・グアム
11/13 JO942 グアム・成田 前売り悟空35 おとな2名

本来なら7月4日までに航空券を購入しないと予約が取り消されてしまうが、運賃未発表のため仮予約という形で発券・購入が免除される

2003年8月1日
日本航空より下期の正式な運賃発表

しかし、自分からTEL等でJALに運賃確認しなければ、発券の必要なし
   *購入していないので、取り消しをしても取消料はかかりません

最終期限の9月15日までに購入

ANAの場合は、運賃発表があると航空会社から運賃の連絡があり、連絡を受けた日から72時間以内の購入になります。

また、ノースウエスト航空は運賃発表前の予約は前年の料金での予約になり、予約後72時間以内の発券になります。

購入の流れは航空会社によって規則が違うので、必ず問い合わせをしましょう。

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○航空券は宅配便で

予約は完了、購入の連絡もOK、支払いも済んだ・・その次は航空券の受け取りです。

ディスカウントチケットは旅行会社によって宅配してくれたり、出発当日成田空港での受け渡しになりますが、航空会社に申し込んだ正規割引航空運賃はだいたい無料で指定先まで宅配してくれます。ただし全ての航空会社でこのサービスは行っていなくて、航空券の購入は航空会社のカウンターへ直接買いに行くか、旅行会社で購入するしか方法がなく、すこし不便な会社もあります。

航空会社ごとのチケット宅配サービス

ANA チケット・バイ・メイル
JAL チケットデリバリーサービス

その他の航空会社は正規割引航空運賃− ZONE PEXおよびA PEXの運賃と空席状況を調べよう を見てくださいね。

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Eチケットを利用しよう

前回の8月にハワイに行ったとき、はじめてEチケットを利用しました。

チケットの現物がなくて少々不安でしたが、航空券をなくす心配もなく、取り扱いも簡単でとってもよかったです。その時のレポートをハワイ旅行記の準備(航空機)編に書いてありますので、参考にしてみてくださいね。

Eチケット(電子チケット)ってなあに?

紙の航空券に記載されている情報が、全て航空会社のコンピューターに入っているので、航空券を持ち歩く必要がなく、紛失や盗難等の心配もありません。航空券は金券ですので、もし現物をなくしてしまうと、お金をなくしたのと同じになってしまうのです。つまり見つからなければお金は戻ってこない!ということですよね。

Eチケットなら航空会社のコンピューターの中にチケットがありますので、なくす心配がない点がGOODです。

でも、例えばアメリカに入国する時など、帰りの航空券を提示しないといけない場合はどうしたら良いのでしょうか?

チケット購入時にEチケットにすると、指定のメールに添付ファイルでTSRが送られてきて、それをプリントアウトすればもうTSRが手に入ります。もし、プリンターがなかったり、パソコンがなくてメール受信できない時はFAXや郵送で送られてきます。

このTSRを持っていればEチケットを持っている証明になり、入国審査時もこれを見せればOKということです。また、TSRは金券ではないので紛失しても再発行が可能です。
* TSR(Trip Summary Receipt) 予約確認・支払い証明書

私はノースで8月にハワイに行ったときはこのTSRでしたが、4月にJALでバリに行ったときは航空券とおなじ形のEチケット航空券控えでした。

このEチケット、TSR、Eチケット控えについては、各航空会社のHPで詳しく説明されているので一度のぞいてみてください。

また、Eチケットを利用するとボーナスマイルをくれる会社もあるので、マイルを貯めている人は積極的に利用されたらいかがかな?と思います。

ノースウエスト航空 Eサービス 
日本航空 eチケット 
ANA Eチケットサービス 

ただ、Eチケットに関しては全ての路線で対象にはなっていないので、対象路線以外は今までどおり紙のチケットになります。

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