ネットをつなぐと

マリーナマンダリンホテル/ブロードバンドでネット利用ができた

プーケットを飛び立った飛行機は、1時間半のフライトでシンガポールへ到着しました。 着陸の少し前から窓に雨粒があたるようになり、眼下に見えるシンガポールの街並は霧に煙っているような感じでした。

シンガポールへ入国し税関審査を出たところで、テレビ局のカメラがたくさん待ち構えこちらを撮影していました。遠目では私たちがシンガポーリアンに見えたのでしょう。ずっとカメラが私たちの姿を追っていましたが、どうやら日本人と分かると、特に取材されることもありませんでした。

シンガポールのホテル、マリーナマンダリンへチェックインしてすぐに持参のPCをインターネットに繋げてみると、私のホームページの掲示板にたくさんの方から心配の書き込みがあり、また携帯電話にメールを入れていただいた方もいました。

みなさんのメッセージを見ているうちに、また涙がでそうになってしまいました。書き込みを下さったのはネットを通じて知り合いになった方ばかりで、ほとんどの方は実際にお会いしたことはありません。それなのにみなさんに気にかけていただいて、なんてうれしかったか!なんて心強かったか!あの時メッセージを寄せてくださったみなさん、本当にありがとうございました。それからご心配をおかけしてしまったことを改めてお詫び申し上げます。

シンガポールでのスナップ…旅行記はこちら

また、インターネットでは悲しい現実を次々と目にする中で、うれしいニュースを聞くこともできました。それは12月27日に、オフ会の約束をした場所にお見えにならなかったマミィさんご一家の無事の連絡でした!マミィさんはやはりピピ島で被災され、当初は家族が離れ離れになってしまったのですが、奇跡的に全員ご無事で帰国されるとの事でした。ずっとマミィさんのことが気になっていたので本当に本当にご無事でよかったです。

帰国後マミィさんも津波体験記を執筆されていまして、これを読むと私たち以上に大変な体験をされてしまったことが分かります。

マミィさん 海と旅 http://cute.cd/beach/index.html

同じくピピ島で津波から辛くも逃れることができ、マミィさんのお子さんと一緒に一晩を過ごされた、のっちさんからも後日メールをいただき、彼の緊迫感あふれる体験記でピピでの惨状を改めて知ることになりました。

のっちさん 西訪旅遊 http://blog.livedoor.jp/meitetsu3500/

今回の津波では、助かった人でもPTSDに悩まされている人が大勢いるのではないかと思います。程度の差こそあれ、私たちは心に何らかの傷を負ってしまっていると思います。

マミィさんファミリーも、のっちさんもそして津波を体験されてしまった全ての方の心の傷が少しでも早く癒されるよう願って止みません。

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