マイル単価の高い路線

JALマイレージの使い方で、昨日は時期や予約クラスごとによるお得度の違いを考えてみましたが、今日は必要マイル数が同じならどの路線を利用するのがお得なのかを調べてみたいと思います。
一例としてエコノミークラス特典航空券を交換するのに20000マイルが必要な、
アジア1(厦門、昆明、広州、杭州、上海、瀋陽、西安、大連、青島、天津、高雄、台北、北京、香港、マニラ)とグアム・サイパン線の前売り悟空で調べてみたいと思います。
アジア1からは北京、杭州、香港、台北、マニラ、それからグアムの料金を調べてみます。
北京、杭州は前売り悟空の設定がないのでエコノミーセイバーから、香港、台北、マニラは
前売り悟空21、グアムは前売り悟空35からの料金の抜粋です。同じ種類の運賃で
比べているわけではないので、正確な比較にはなりません。
        2003年10月1日  12月29日    普通運賃(ノーマル)
 北京     165,000円    174,000円    213,360円
 杭州     148,000円    155,000円    182,860円
 香港     55,000円     119,000円    176,100円  
 台北     55,000円     106,000円    147,940円
 マニラ    66,000円     132,000円    174,540円  
 グアム    52,000円     119,000円    143,100円  
これを見ると前売り悟空の設定がない中国線の運賃がノーマルも含めて飛びぬけて高い
のが分かりますね。
それ以外のアジアとグアムはほぼ似たような運賃設定になっています。
20,000マイルを交換するときは、中国線に換えるのがお得・・ということに
なるでしょうか?
しかし、もしこれらの路線でJAL以外の航空会社を利用した場合、特にディスカウント
チケットなどは中国線やアジア線は悟空よりも安いチケットが出回っているので、
上記の金額より、かなり安くチケットを手に入れることができると思うのです。
しかしグアム・サイパン線に限ってはディスカウントチケットの設定はあっても
金額は決して安くないので、航空運賃全体から考えるとグアムもマイルの価値が高いの
ではないかな?と思います。
しかし、これら机上の論理をいくら言ってみても、結局マイルを交換するのはその時の
タイミングや行ってみたい場所、マイル(チケット)の使い方によって大きく違うので  
自分が使ってみたい、行ってみたい場所の特典航空券に換えるのが一番!ということに
なっちゃうのでしょうねぇ。