片道航空券で入国拒否?

昨日、ソウルに行く方法として片道航空券利用をあげたのですが、片道航空券は利用する時にちょっと注意が必要です。
というのも、国によっては入国の際に予約の入った帰りの航空券、または第3国へ行くための航空券を持っていないと入国拒否をされることもあるからです。
海外発券がポピュラーな国で、片道航空券で入国ができないのは、ざっと調べてみたところタイ(バンコク発券)、台湾(台北発券)、アメリカ(ロサンゼルス、ハワイ、グアム発券)、フィリピン(マニラ発券)などがあげられます。
仮にあなたが片道航空券を使って、バンコクへ航空券を買いに行くとします。この片道航空券のみの入国については、色々なサイトで”自分は片道航空券で入国できた”とかいう話も飛び交っていて、実際に片道航空券で入国もできるようです。
しかし、原則的に入国許可が下りる条件は「帰りの航空券を持っている」ということなので、バンコクの入国審査で、帰りの航空券を持っていないために入国を拒否されることも充分に考えられるのです。
そうなると、バンコクに航空券を買いに行くときには、片道航空券だけではリスクが大きくて心配になってしまいますよね。
では、片道航空券ではバンコクに航空券を買いに行くことができないのでしょうか?
例えば日本から片道航空券を使ってバンコクへ行き、このような旅程のチケットを買うとします。

1月1日 成田/バンコク(片道航空券)
1月7日 バンコク/成田(バンコク発券往路)
5月3日 成田/バンコク(バンコク発券復路)

1月1日出発の航空券は日本の旅行会社で購入して、1月7日と5月3日のバンコクー成田往復航空券は、バンコクの旅行会社で購入します。
この時に「1月7日発のチケットはバンコクに着いてからバンコクの旅行会社で買おう」なんて思っていると、当然、1月1日のタイ入国時には帰りの航空券が手元にないことになりますね。
これでは入国審査官に帰りの航空券を持っていないということでタイへの入国を拒否されてしまうこともあります。では入国拒否をされないためにはどうしたらよいのでしょうか?もう海外発券をされている方はよくご存知ですよね。
そう、日本を出発する前に、前もってバンコクの旅行会社から航空券を日本へ送ってもらえば問題は解決です。
今の海外発券はずいぶん便利になっていて、予約はメールでしかも日本語でできるし、クレジットカードや国際為替郵便などで前もってお金を支払えば、日本へ航空券を郵送してもらうことも出来るんですよね。そうすれば、1月1日の入国時にもバンコクを出国するための航空券を持っているわけですから、日本から片道航空券利用でも問題なく入国できるわけです。
ところで、あなたがバンコク発券でバンコクー成田ーホノルルー成田ーバンコクという航空券を買ったとします。この航空券は1年間有効で、お盆も年末年始も使えて9万円で手に入ります。
前もって航空券を日本へ郵送してもらって、届いた航空券を見てみると、Eチケットではなく従来どおりの紙の航空券です。つまり、1枚目はバンコク→成田の航空券、2枚目は成田→ホノルル、3枚目はホノルル→成田、4枚目は成田→バンコクです。
手元の航空券を見てある考えが浮かびました。
そうだ、、この航空券の1枚目、バンコク→成田の部分は切り取ってしまって(権利放棄して)、2枚目の成田→ホノルルから使えばいいんじゃない!私はとにかく安くハワイに行きたいだけだから、わざわざバンコクに片道航空券を使って行く必要もないしね。
ちょっと名案のような気がしませんか?
さて、このような航空券の使い方はできるのでしょうか?
JAL