海外発日本経由の航空券を調べる時に私が必ずチェックすること、それは日本でストップオーバー(STO)が何回できるのか?ということです。
ストップオーバー(STO)とは?
目的地への途中や帰りに寄航した乗継地に24時間以上滞在することで、途中降機ともいいます。簡単に言っちゃうと「旅行の途中でもいったん旅行をストップして、また別な日に改めて出発しますよ」ということ。
このストップオーバーが何回できるかによって、旅程もずいぶんかわってくるんですよね。。
昨日案内をした世一旅行社さんの<ソウル発日本経由ホノルル往復>の航空券では、ストップオーバーについてこのように記載があります。
旅程:ソウル/成田(関西,名古屋,福岡)/ホノルル/成田(関西,名古屋,福岡)/ソウル
料金:65万ウォン(約65,000円)
途中降機:10万WON(10,000円)の追加で1回可能,ただし、日本の途中降機は往復で1回のみ可能。
そう、昨日の65,000円という料金はこのストップオーバーの追加代金は含まれてはいませんでした。もちろんストップオーバーをしないで(追加料金を払わないで)旅行をすることも可能です。
例えばあなたの旅行の目的地はホノルルであって、ソウルにはあくまでも航空券を買いに行くだけ。日本でストップオーバーもしないとなると、こんな旅程になってしまいます。
8月1日 成田(10:00発)→ソウル(12:30着)
8月1日 ソウル(14:10発)→成田(16:35着)
8月1日 成田(20:25発)→ホノルル(08:40着)
8月1日は朝成田を出発してソウルへ飛び、とんぼ返りで成田へ戻ります。ここではストップオーバーはありませんので、同じ日にそのまま成田からホノルルへ飛びます。
では、帰りはどうなるでしょう?
8月8日 ホノルル(12:10発)→成田(8月9日・15:20着)
8月9日 成田(18:20発)→ソウル(20:50着)
ホノルルから日本へ帰ってきたのも束の間、日本ではストップオーバーできないので、またソウルへ戻らなくてはなりません。もちろん、ソウルへ行った後は日本へ帰ってこなくてはならないし・・・
ふぅ、何だか大変な話ですよねぇ。単身ならまだしも子連れの我が家にはちょっと考えられない旅程です。
そこで、追加料金を払ってストップオーバーとなるわけです。
でも、このソウル発JAL6ヶ月有効のルールでは、日本にストップオーバーが出来るのが1回だけなので、例えば復路(帰り)にストップオーバーを入れるとなると、こんな旅程になってきます。
8月1日 成田(10:00発)→ソウル(12:30着)
8月1日 ソウル(14:10発)→成田(16:35着)
8月1日 成田(20:25発)→ホノルル(08:40着)
往路(行き)はストップオーバーをしないので、成田、ソウルとんぼ返りはそのままです。
8月8日 ホノルル(12:10発)→成田(8月9日・15:20着)
*成田でストップオーバー*
12月29日 成田(18:20発)→ソウル(20:50着)
帰りにストップオーバーを入れれば、ホノルルから成田へ到着していったん旅行は終了します。
そして航空券は6ヶ月間有効なので、出発日から6ヶ月以内であればまた日を改めてソウルに行くことが出来るんですよね。
12月29日にソウルへ飛ぶ時は、再びソウル発の航空券でホノルルへ行ったり、オーストラリアへ行ったり、ストップオーバーを入れることによって、旅程にずいぶん余裕が出で来ると同時に、旅行の幅も広がっていくのです。
でも、往路のソウルとんぼ返りもなかなかキツイですよね。もちろん前の日にソウルに飛んで次の日にソウルー成田ーホノルルと飛んでもいいけれど、出来ればソウルー成田と成田ーホノルルは別な日で飛んでみたいと思っちゃうんですよねぇ。
そんな時はどうすれば良いか?そう、往路でも成田でストップオーバーをすればいいわけです。つまり、2回ストップオーバーを入れることになりますね。
8月1日 成田→ソウル(航空券の買出しのため、片道航空券利用)
(ソウルで観光を楽しむ)
8月4日 ソウル→成田(ソウル発券往路)
*成田でストップオーバー*
10月10日 成田→ホノルル(ソウル発券往路)
10月17日 ホノルル→成田(ソウル発券復路)
*成田でストップオーバー*
12月29日 成田→ソウル(ソウル発券復路)
と成田で2回ストップオーバーを入れると、旅程がずいぶん楽になることが分かりますよね。
でも、そうもうお気づきの方もいらっしゃると思うのですが、このJALの6ヶ月有効の航空券では
「日本の途中降機は往復で1回のみ可能」となっていて、残念ながら日本で2回ストップオーバーをすることはできません。
それから、この航空券にはこんなルールもついています。
<土、日発は3万ウォン追加、7/1-7/19,8/11-8/31は10万W追加、7/20-8/10は20万W追加、
2005年9月30日までソウル発基準、***アップグレード不可****>
そう、ストップオーバー追加代金10万ウォンのほかに、例えば8月1日出発になるとさらにピークシーズンの追加代金20万ウォン、計30万ウォンが追加になってしまいます。基本の65万ウォンに足すと全部で95万ウォン(95,000円)になってしまいますね。これで、ストップオーバーは1回のみ・・・
できればストップオーバーが2回出来て、しかももっと値段の安い航空券はないのかしら??