フランスのレストラン評価では圧倒的な権威を誇るガイドブックがミシュランです。
表紙の色が赤いことから通称「赤ミシュラン」と呼ばれているようです。
評価は有名な星の数で表され、『ミシュラン・ガイド・フランス2005年度版』は、
一つ星レストラン402店、二つ星レストラン70店、三つ星レストラン26店を掲載しています。
もちろん、三つ星レストランが最高レベルのレストランで、三つ星はそのレストランを目的にわざわざ出かけていく価値のある店、二つ星は近くへ行く機会があれば回り道をしてでも訪れる価値のある店、一つ星はそのカテゴリーにおける質の高い料理を出す店というのが評価基準になっているようですね。
レストランの評価本のほかに、旅行ガイドブックのミシュラン、表紙が緑なのでこちらは
「緑ミシュラン」と呼ばれているのですが、こちらは日本編もあるそうです。
それが、今回赤ミシュランの日本版が発売予定であるということを、ある番組を通して
知りました。フランスからミシュランの評価委員が来日し、身分を隠して抜き打ちで
選んだレストランに入るようです。
一体どんなお店が選ばれるのでしょうねぇ。楽しみです。
その番組の司会者がミシュラン本の成り立ちについて話していたのですが、
もともとこのミシュラン、フランスのタイヤメーカーのミシュランが、まだ車社会が
発達していない20世紀初頭に、車の発売数が伸びるよう無料で旅行のガイドブックを
つけたのがはじまりだそうです。
なるほど、赤ミシュランの説明もタイヤのミシュランのサイトの一部として
掲載されていました。 http://www.michelin.co.jp/carteguide/p11.htm
「ミシュラン・グループの目指すところは、一世紀以上前から不変です。ミシュランはモビリティと旅行の改善に、あらゆる点から貢献していきます。それは、当社が製造するタイヤを通じてばかりでなく、ガイドブックや各種の地図の発行によっても実現していきます」
へぇ?、へぇ?、私にとってはかなりトリビアです。