黒猫カカオのものがたり　その２

思いがけず、我が家に住むことになった迷い猫の黒猫カカオ。とっても可愛いけれどウチにはすでに２匹の猫さんがいるからこの先どうしよう？血液検査でカカオは白血病には罹っていないことは分かったものの、回虫やノミ、シラミがいたり、風邪が治っていない状態なのでネコ達と接触させるわけにはいきません。レオンとマロンは突然やってきた子猫のことをどう思っているんだろう？
　　
基本、無視スタンスのレオン。興味はあっても関心ないふりをしているみたい。

子猫が来てから粗相が多くなったマロン。焼きもちを焼いているのかなぁ・・。
保護した時点で子猫の行く末にはちゃんと責任を持つつもりだったけど、猫さん達の事を考えると誰かにもらってもらったほうが良いのかもしれないね。けれど、そんな上手い具合にもらい手が見つかるんだろうか？
SNSで呼びかけてみたものの、反応はイマイチ芳しくありません。自分たちだけでは里親を見つけるのは難しいと判断し、ボランティアで犬や猫の里親探しを行っている団体にコンタクトを取ってみました。

さっそくカカオを連れて出かけた譲渡会。HPに写真やプロフィールを掲載してくれたり、こうやって場所を提供してくれたり、ボランティアなのにスタッフの方は一生懸命やってくださって本当に頭のさがる思いでした。

うだるような暑さの中、ケージの中に保冷剤を用意して臨んだ譲渡会。カカオは物おじしない性格でケージの中で大人しく座って、時々周りを不思議そうに眺めていました。
猫も3匹いると性格も三者三様、ある日3匹を動物病院に連れて行った時の事。キャリーに入れて1匹ずつ車で連れて行ったのですが、その時の様子がみんな違ってある意味面白かったです
マロン→最初から最後まで鳴きっぱなし。それもいつもの3倍くらい大きな声で最後は声がかれていたっけ。
レオン→微動だにせず固まってる状態。かわいそうによほど怖かったんでしょうね、キャリーの中で粗相をしていました。
カカオ→車に乗せても全く動じない様子。まだ小さくて状況が飲み込めないのかな？

里親会のスタッフによると、里親を探す人と里親になりたい人では圧倒的に里親を探す人が多くて、HPに掲載したり譲渡会に参加してもすぐに里親が見つかるケースは少ないのだとか。中には数年単位で里親会に参加しているすっかり大きくなったワンコやニャンコもいます。カカオも初めての参加でしたが、残念ながらこの日はなんの動きもありませんでした。
夫とは「これからも何度かこの譲渡会に参加して、もしそれでも里親さんが見つからなければウチの3番目の猫さんとして我が家に迎え入れようね」なんて話していました。