飛行機の予約は航空会社や運賃種別、時期によって予約方法もルールも違って
かなり煩雑で難しいのですが、特典航空券の予約もルールが難しく、しかも
改定が頻繁にあるので、実際に自分が予約するだんになっていろいろ調べて
初めて分かる・・っていうことも多いですよね。
今回は自分の予約ではないのですが、面白いことが分かったのでちょっと書いてみたいと思います。
JALのマイルで年末年始などピーク時の予約を取る場合、ネットと電話ではどのような違いがあるのでしょうか?
例えば
12月29日 成田(NRT)ーグアム(GUM)
1月3日 GUM-NRT
この場合、通常の電話予約では20,000マイルが必要ですが、ネットからの予約だと500マイル割引の
19500マイルで特典航空券の手配が出来ます。
マイル数から考えると500マイルでも割り引きなるネットのほうがオトクなような気がしますよね。
でも、このようなピーク時の予約だと圧倒的に電話で予約した方が有利になってきます。
ご存知の方も多いかと思いますが、JAL国際線の予約は利用日の330日前の予約になります。
出発日ではなくて、あくまでも利用日の330日前です。
これはどういう意味かというと、例えば上記のグアムの特典の予約を取る場合
予約が出来るのは行きは12月29日の330日前、帰りも1月3日の330日前と、
それぞれ往路と復路の330日前に予約を入れなくてはなりません。
では実際に上記の日程で特典を取る場合、何が問題になってくるのでしょうか?
私が以前、国内線のおともdeマイルの予約を取ったときは
出発日の14日前の予約でした。これは利用日の14日前ではないので、
復路については14日前でなくても、出発日が14日前になっていれば同時に予約を入れることができました。
つまり
10月8日 HND-OKA
10月12日 OKA-HND
この場合、予約が出来るのは10月8日の14日前の9月24日。往路が14日前になっていれば
復路も一緒に予約を取ることができます。
このようなことがあったので、国際線のネット予約も往路の日付の330日前に
復路も一緒に予約できるものだとばかり思っていました。
上記のケースだと12月29日の330日前に1月3日の予約も一緒に入るものだと
ばかり思っていたんですよね。
もし、予約を取る日がピーク時期でなかったら330日前に予約を取らなくても
余裕で予約が取れるのかもしれません。
でも、超ピーク時期の場合、予約は出発日の330日前の午前10時、予約開始時間が
勝負です。
それで、ネット予約が何で問題になるの?って思いますよねぇ。
ネット予約の原則は往復の予約が入って予約が完了するです。
片道だけ予約が取れても予約は完了しません。
つまり、12月29日の330日前の時点では12月29日の予約しか取ることはできない。
1月3日の予約はその5日後になってしまい、12月29日の330日前の時点では予約を
完了することはできません。
じゃあネット予約はいつ予約を入れることができるの?
ネットで予約を取る場合は、復路の330日前、1月3日の330日前になって初めて
12月29日の予約も入れられるわけです。
この場合すでに12月29日の予約開始から5日も過ぎていますので、
果たして予約を取ることはできるのでしょうか?
ピーク時は発売開始の数分間が勝負です。それが5日後の予約ですから
ネット予約というのはデメリットが大きいということがお分かりになると思います。
では、電話予約は何が違うのでしょうか?
電話の場合は予約開始日と時間はネット予約と同じですが、
往路、復路それぞれの予約日に予約を入れることができるのです。
例えば12月29日の330日前にNRT-GUMの予約を入れる。
ここで一旦保留になります。
片道しか予約が入っていないので発券の必要はありません。
そして再び1月3日GUM-NRTの予約開始の日、
ここで改めて復路の予約を入れます。
この時点で往復の予約が取れれば発券、取れなければ
保留になっていた往路の予約はキャンセルすることができます。
もちろん発券はしていないのでキャンセル料を取られることはありません。
利用日のそれぞれ330日前に予約を入れられるというのは
ピーク時においてはかなりのメリットです。
でもネット予約でもそれぞれの発売日に予約を入れる方法があります。
一度発券をするので、キャンセルのリスクはありますが、どうしても
500マイル足りない場合などはこの方法が有効です。
これもちょっとややこしいので、また次回に書くことにします~。