長かった旅行もいよいよ最終日、ホテルをチェックアウト後に【怖いもの見たさ?】で出かけたハウパーヴィラがシュール過ぎて、これを書かずにとても旅行記を終わらせる事なんて出来ないよ!というくらい、ある意味衝撃的なテーマパークのご案内です
今夜のフライトまで時間たっぷりにつき、ハウパーヴィラまでまたもやのんびりバスの旅を楽しみました
所要時間は40分位だったかしら?乗り換えなしで座っていけて、しかもタクシーよりずっと安くて、今回の旅行でバスに乗れるようになったのは大きな収穫だったわ
地下鉄と違って、見慣れない景色を眺められるのも良かった!
ただ、車内アナウンスはないので、降車場所が近づいてきたら、バス停をこまめにチェックする必要はあったけれど、こういうのも楽しいしね。
Haw Par Villaのバス停で降りると、もうすぐ目の前が目指すテーマパークです。ちなみに地下鉄の駅も隣接していて、アクセスはとっても良いですよ そして、入り口からすでにシュール感が全面に漂っていて、これは期待大だわ・笑
ハウパーヴィラの概要はWikipediaをご参照くださいませ。
ハウパーヴィラは、軟膏薬タイガーバーム (虎標萬金油) の売り上げで巨財を成した胡文虎 (en:Aw Boon Haw 、1882年-1954年) と胡文豹 (Aw Boon Par、1884年-1944年) の兄弟により建設された。Haw Par Villa 及び虎豹別墅の名称はこの兄弟の名に因んだものである。
園内の像・ジオラマは、地獄・極楽の様子を表したものや、『西遊記』や『山海経』に登場する神仙・妖怪・瑞獣、『二十四孝』の道徳説話の場面など、中国の精神世界を紹介したものが多い。主にコンクリートを用いて造形された像の総数は1000以上、ジオラマは150に上る。これらの像はいずれも極彩色かつ見方によってはグロテスクな造形をしており、日本の力士や自由の女神像など、中国とは関係のない像も混在している。所狭しと並べられたこれらの像によるキッチュな景観がこの庭園最大の特徴である。
じらんが修学旅行先の沖縄で買ってきたTシャツ(万座毛の売店で買った模様)がアホ過ぎ。まあ、今日ここで着るのにはちょうど良いかもね
さて、それではさっそく中に入ってみましょう ウチが来るってことはどうせタダなんでしょう?って娘に言われてしまったけれど、するどい指摘、ありがとう。全くもってその通りです
中に入って最初に、ゆるきゃら・タイガーバーム子ちゃん(?)がお出迎えしてくれます。そうだ、ここはかつてタイガーバームガーデンって呼ばれていたんだものね。ああ、ダメ!この画像を見ただけでもう笑いが出ちゃう。。
タイガーバームって香港のオリジナル商品だと思っていたら、シンガポールにもあったんですね。試しに買ってみたら、運動後の筋肉痛にいい感じで効いてくれましたよ
さて、ここからハウパーヴィラの独特な世界が始まります。
パンダ??だよね?
闘犬?ならぬ、闘キリギリス?遠くに見えるクレーンが、シンガポールっぽさを演出していますよね。
獅子と戦っているところ
突如、自由の女神が現れた!と思ったら、近くには
なぜに相撲取り?
日本人ですからね、せっかくなので記念写真を撮らないと・笑
ここがテーマパークと呼ばれるのは、教訓が込められたテーマにそってジオラマが作られ、じっくり見れば学ぶべきことがたくさんあるからなんでしょうね(まあ、そのジオラマがいささかシュール過ぎではあるんだけど)。
こちらは物語が分からずごめんなさいですが【白蛇伝】のジオラマだそう。
こちらは西遊記、三蔵法師の物語です。西遊記は比較的平和な物語り進行だったかも。
ジオラマによってはかなり衝撃的なものもあって(後述する地獄の10の懲罰に比べたら衝撃度はそれでも小さいけれど)、例えばこれは賭博に明け暮れ、会社も家族も顧みない父親が遊んでいるところ、
母の命令で、父を探しに出かけた息子がなんとかわいそうなことに、事故にあってしまう場面。子ども達も神妙に説明書きを読んでいます(日本語表記あり)
あとは森で遊んでいた少年2人が熊に襲われそうになって、ひとりは友を置いてさっさと木の上に逃げ、逃げられず死んだふりをした男の子に近づいた熊が彼の耳元で「仲間がピンチの時にそれを助けず真っ先に逃げるヤツを友と思うな」と囁き、結局は木に登って逃げた少年を殺してしまったというジオラマなど。
悲しいお話しばかりじゃなくて、ある日市場で売られている亀を買った少年が亀を海に逃がしたところ、数年後に彼が乗った船が難破し亀に助けられ、後に美女と結婚して大金持ちになったという浦島太郎的なお話もあったり。
でも、やっぱりハウパービラの面白さは、訳の分からないこの世界観なんですよね。
特にインパクト大なのが、蟹の甲羅からニョっと頭を出したこの女性。説明書きがなくてワケワカラン。
セクスィーな人魚たち?
平凡な顔とくびれのない寸胴で生活感あふれるおばちゃん風。人魚なんだから、もっと美しく作ればよかったのに・・・
最後にこのハウパーヴィラで最も衝撃度が高いTen Courts of Hell(地獄の10の裁判)へ入ってみましょう。
地獄への入り口へようこそ。というか、入り口の前からもうアレ過ぎてとても画像はアップできませーん 日本だったらこれR12指定になりそう。。
さわりの部分だけ紹介すると、閻魔大王様に罪人が裁きを受けているところ。この後から罪人たちの・・・。というストーリー。まあ検索すれば画像はたくさん出てきますけどね。
無料の割にはかなり見応えのあるハウパーヴィラ。初めての人にはある意味衝撃的かもしれません まあこの衝撃は一回味わえば十分なので我が家は次はないけれど、もしシンガポールの観光地に行き尽くしてしまって、時間はあるけれどお金はあんまりかけたくないな?という時にお勧めのテーマパークですよん しかし、何で今まで知らなかったんだろう?というか、日本のガイドブックではめったに紹介されていないですよね?
帰りは地下鉄でラクラク移動です。さて、シンガポールの最後の観光を終えて、あとは日本へ帰るだけだね?。