ハインリッヒの法則

最近やたらとJALのトラブルが発生している。
エンジンカバーの脱落や尻もち事故、管制無視の離着陸・・・この1ヶ月で
JALの名前をニュースで見つける機会がやたら多い。
先日あるラジオ番組で「1:29:300」の法則というのを耳にした。
これは「ハインリッヒの法則」といって、米国のハインリッヒ氏が労働災害の発生確率を分析したもので、保険会社の経営に役立てられているそう。それによると1件の重大災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、その裏にはケガはないがひやっとした300件の体験があるというものです。
この法則は労災の発生率の特性を表しているけれど、社会の色々な場面で応用できるようで
航空機事故もこれにあてはまるらしい。
今回明るみに出た事故報告はハインリッヒの法則に照らし合わせると「かすり傷程度の軽症」に
あたるでしょうか?わずか1ヶ月の間にこれだけの事案が発生しているということは、近い
将来における重大インシデントの発生につながりそうで、JALに乗る機会のある者としては
非常に憂うことだと思います。
29の軽微な事故が1つの重大事故につながらないようJALには善処を求めたいですね。